RailsでECサイトを作る

私は文系プログラマだがRuby(とRails)に興味を持っている。それで書籍を参考にスクラッチで卓球用品の通販サイトを作った。

 

今もそれは細々と動いているが作ってリリースしたのが2011年で、正式なスマホ対応などもされていなかった。

 

いろいろ個人的なタイミングが重なり大幅にリニューアルしようと思った。

 

上記の卓球通販サイトはRails3でできており、それをRails5にアップグレードしつつリニューアルも考えたが、大幅な機能追加や一般的な通販サイトの作りを勉強したいとも思い、今回はオープンソースで作ろうと考えた。

 

RailsオープンソースECサイトパッケージを考えた場合大きく以下が見つかった。

①エレコマ

②Solidus

③Spree

 

エレコマは日本の企業が作っていて、企業にしては珍しくオープンソースで公開しているECサイトパッケージ(しかもRails製)。少し前(といっても2年くらい前)にRails4対応版が出たが、今デモサイトを開こうとしても管理が止まっているのかアクセスできなかった。

 

Solidusは後述するspreeが一度、開発を辞めるということがあり、それを有志が引き継いで開発が進められているもの。

 

SpreeはRailsECサイトではおそらく最も有名だが、上記のように一時開発が止まったことがあった(Spree2.4)。しかし2018年現在ではSpree3として開発が再開されている。

 

当初エレコマに興味を持ったが、デモサイトが止まっていたり、GitHubに公開されているソースをうまくダウンロードできなかったりして断念した。

 

今(2018年8月)時点でネットを検索すると、『spreeの開発が止まりその後継のSolidusに乗り換える』という記事が多く、(当初はまだspreeの開発が継続されていることも気づかなかったくらい)Solidusで開発しようと思った。

 

数日Solidusの作りを眺めていたが、ところどころspreeの名残(テーブル名やモジュール名)が残っており、それは過去の資産となる拡張プラグインの互換性を保つために残っていた。

 

そのうちspreeの3が開発されていると知り、こちらも落としていろいろいじってみた。

 

SolidusとSpreeはやはり基本的なつくりは一緒だが、管理画面や支払方法の作りで若干色が異なった。

 

個人的にspreeがいったん開発が終わったとき、それを有志が引き継いで新たにメンテナンスをしているSolidusの志に共感するところがあり応援したい気持ちもあったが、まずはシンプルにソースを勉強するという観点だと、spreeの方が公式のオンラインマニュアルサイトも充実していて良さげに感じた。

 

ということでspreeで新しい卓球通販サイトを作っていこうと思う。